米国証券取引委員会(SEC)は、Kカップ飲料カプセルのリサイクル可能性について不正確な記載をしたとして、キューリグ・ドクター・ペッパー社に罰金を科した。 KDP社は150万ドルの民事罰金を支払うことで和解する。

SECは、KDPが2019会計年度と2020会計年度の報告書で、自治体のリサイクル施設でのテストに基づき、Kカップの使い捨てコーヒーポッドを「効果的にリサイクルできる」と述べたと申し立てた。 しかし同社は、テストに参加した全米最大手のリサイクル会社2社が、この点の実現可能性について「重大な否定的コメント」を表明したことを開示しなかった。

キューリグ・ドクター・ペッパーの広報担当者は声明で、当局との間で紛争を完全に解決する合意に達したと述べた。 同スポークスマンは、Kカップカプセルはリサイクル可能なポリプロピレンプラスチック製であり、「北米のリサイクルシステムでは広く受け入れられている」としながらも、「多くの地域ではまだリサイクルされていない」と述べた。 同社は消費者に対し、地元のリサイクル・プログラムでの受け入れを確認するよう呼びかけている。