溶接時にワイヤーがスリップする原因

食品缶の溶接工程で溶接部にワイヤーがスリップする原因として、以下のようなものが考えられる。

溶接部でのワイヤー・スリップの原因には、溶接シーブ のアライメント、ゲージング・クラウンの高さ、不適切なワ イヤーの幅と形状、シーブの溝の状態、トラック間の過大 なギャップ、過大な溶接力、テーパーまたはオーバーラップ の不足、Zバーの先端の位置などの問題がある。

さらに、Zバーへのスズの堆積、ワイヤーガイドプーリーの汚れ、ブリキの汚れ(油、グリース、ワニス、錆)などの問題も、はんだ上でのワイヤーの滑りの原因となる。

これらの要因は、溶接工程でワイヤとブリキ板が正し く密着することに影響し、ワイヤ・スリップを引き起こす。

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