ミルウォーキーを拠点とする飲料用デジタル缶印刷会社Craft Beverage Warehouse LLC(CBW)は、コロラド州デンバーに施設を増設し、生産能力を増強する。この数百万ドル規模のプロジェクトは、急速に拡大する同社にとって米国で2番目のデジタル缶印刷施設となる。 最近では、2024年5月にCBWがウィスコンシン州ミルウォーキーの既存施設に2番目の印刷ラインを追加した。


「私たちは過去18ヶ月間、全国的な事業拡大を考えてきました。私たちのチームは規模も経験も大きくなり、ビジネスにおいて次のステップに進む準備が整いました。当社の製品は需要が高いのですが、地域外に出荷する場合、輸送コストとそれに伴う環境への影響が障害となります。私たちはまた、山西部地域の機器サプライヤーや顧客と強い関係を築いており、こうしたパートナーシップを拡大しながら、全国に発送するよりもコスト面や環境面でのメリットを提供したいと考えています、 とCBWの共同設立者で社長のカイル・スティーブンスは言う。


共同設立者で事業開発担当副社長のマイケル・デグレイブ氏は、今回の事業拡大により、現在のミルウォーキー拠点からの輸送コストが障壁となっている西海岸で、現在の関係を補完し、新規顧客との関係をさらに深めることができると説明した。 「デンバーは、ロジスティクス・コストを下げながら、必要な生産能力を提供してくれる。


CBWの新しい印刷施設は、I-25、I-70、I-76へのアクセスにより、デンバー都市圏全体への比類ないアクセスを提供する、新しいピボット・デンバー開発内に位置する。「Pivotデンバーは、ミルウォーキーの生産施設からは供給が難しい複数の地域へのアクセスを提供する、最先端の製造・流通複合施設です。ウェストフィールドとクッシュマン&ウェイクフィールドの両チームは、リース交渉の過程で素晴らしい仕事をしてくれました」とスティーブンズ氏は語った。CBWはCBREのマシュー・カウロックが代理人を務めた。


Pivotデンバーの立地は、低所得者層の経済成長と雇用創出を促進するために指定された連邦オポチュニティ・ゾーン内で成長するという同社のコミットメントにも合致している。


デジタル印刷施設は2025年春にオープンし、フル稼働後は20人のフルタイム従業員を雇用する予定である。