スペイン金属協会(AME)は、このほど公表された企業報告書2023によると、スペインにおける鉄鋼とアルミニウムのリサイクル率は86.5%であると保証している。


素材別に見ると、鉄鋼とアルミニウムはリサイクルという点では無敵であり、すでに何年も前からEUの2025年までの法律で定められた目標を達成している。 鉄鋼に限って言えば、規制で定められた2030年の目標さえすでに達成されている。
AMEの関係者は、このリサイクル率の新たな測定では、EUの新たな要求事項に従い、前回の測定方法よりも厳格な方法が用いられていることを明らかにした。


AMEのラファエル・サンス会長は、この報告書について次のように述べた。 「スペイン経済において最も重要なセクターのひとつを構成する当協会企業の努力と献身を表明するものである。


金属は永久的な素材であり、100%リサイクル可能で、無限に再利用できる。
AMEの関係者は、「現在の気候変動という非常事態の中で、金属加工業界は国連2030アジェンダの持続可能な開発目標を達成するためにAMEのような団体と緊密に協力している」と指摘し、「協会の全メンバーはグリーン経済に取り組み、二酸化炭素排出量を削減し、事業戦略の不可欠な一部としてリサイクルを推進している」と付け加えた。



金属、循環型経済の王者 本レポートの第2章は、この素材の特質と、金属製パッケージングとクロージャーのその他多くの利点に特化している。

金属は循環型経済において重要な役割を果たしている。 つまり、金属をリサイクルし再利用することで、生産サイクルにおける天然資源の利用可能期間を延ばし、新たな原材料の採掘による環境への影響を軽減し、産業レベルでも社会全体でも、より持続可能な材料管理を促進することができる。


また、パッケージやクロージャーの製造にリサイクル金属を使用することで、廃棄物の発生量を削減し、廃棄物の蓄積の問題を緩和するのに役立ち、バージン原料で製造するよりも少ないエネルギーで済む。 これは、金属の抽出と加工に関連する温室効果ガスの排出やその他の汚染物質の削減につながる。


一方、報告書で強調されているように、金属は常に社会と経済の進化に不可欠な素材であった。 機械的耐性、耐衝撃性、耐久性、耐腐食性、あるいは光、酸素、湿気に対するバリア性など、ユニークな特性の組み合わせが、理想的な選択となっている。 食品・飲料の包装や保存、エアゾールや装飾用包装、その他化学物質や有害物質を安全に保存・輸送する産業用途において、金属の特性を上回ることは事実上不可能である。



メタルクロージャーとパッケージングの重要
性 スペインメタログラフィック協会は、スペインで最も古いビジネス組織のひとつである。 さらに、この産業は国民経済の要であり、ヨーロッパにおける強力なパワーとして位置づけられている。 AMEには現在、29の準会員と13の会員企業がいる。 同協会を構成する大手の多国籍企業や家族経営のさまざまな規模のスペイン企業では、6,000人以上の専門家がこの部門で働いている。


2023年を通じて、スペイン金属工業会は、前年に開始したキャンペーン「金属は永遠にリサイクルする」の普及活動を継続した。 その目的は、金属の利点、特に環境上の利点と、パッケージングとクロージャーへの応用に関する知識を深めることである。
メディアに対する最も重要な活動のひとつが、2022年版コーポレート・レポートの発表である。 2022年に開始されたブランデッド・コンテンツ・キャンペーンは、いくつかのメディアで継続され、優れた投資対効果を上げた。


ソーシャル・ネットワークでは、前年同様、さまざまなトピックでインフルエンサーとコラボレーションした。 Todos Somos ReciclajeやEstela Morenoのようなコンテンツ・クリエーターのメッセージを通して、スペイン金属工業会は金属製パッケージとクロージャーの利点を広める活動を続けることができた。
インフィニート・アワードのI版も開催され、環境教育への取り組みや普及活動を評価し、その功績を称えた。 ソーシャルネットワーク部門はハビエル・クレメンテ(Todos Somos Reciclaje)、企業部門はToo Good to Go、メディア部門はエフェ・ベルデ、そして名誉賞はムンドラタスが受賞した。 その成功を受け、インフィニート・アワードの第2回がこのほど開催された。