アルミニウム協会は最新の推計で、2024年上半期の需要が前年同期比5.2%増加したと発表した。
これは2023年の同時期を下回るもので、業界の在庫削減と同年の輸入量の約25%減少が主な要因である。 とはいえ、アルミニウム協会のチャールズ・ジョンソン会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べている。 「顧客と最終消費者は、アルミニウムのような持続可能でリサイクル可能な素材を求めていることを明確にしている。我々のメンバーは、現在も将来もこの需要に応えるため、米国での生産と雇用に投資している。


それによると、2024年上半期の米国とカナダのアルミニウム需要(国内生産者出荷量+輸入量)は合計140億5,600万ポンドと推定され、2023年上半期の合計133億6,500万ポンドに比べ5.2%増加した。


全体として、半加工品または「圧延品」の需要は第2四半期まで前年同期比でほぼ安定していた。板および厚板の需要は第2四半期に前年同期比7.5%増加したが、アルミ箔、押出製品、電気製品の市場は減少した。


アルミニウムの対外輸出(スクラップを除く)は、今年に入り25.6%増加した。一方、6月までの1年間に当協会が発表したアルミ圧延品の純受注指数(基準指数100)は1.1%増の105.97となった。


北米(米国およびカナダ)へのアルミニウムおよびアルミニウム製品の輸入は、今年に入ってから14%減少した。


過去10年間で、アルミニウム協会の会員企業は、1980年代以来の米国における新規の グリーンフィールド施設を含む、100億ドル以上の国内製造事業を発表した。アルミニウムの成長は、持続可能なパッケージング、安全で効率的な自動車、環境に優しい建築物、重要なインフラに対する需要の増加が原動力となっている。


アルミニウム状況報告書は、アルミニウム生産者、加工業者、リサイクル業者への調査を通じてアルミニウム協会が独自に作成した20数種類の業界統計報告書の一つです。アルミニウム協会の統計レポートの購読者は、ユーザーが直接操作してインタラクティブでプレゼンテーション可能なグラフやチャートを作成できるデータを掲載したオンラインポータルにアクセスできます。