ラス・フォトラテラス(Las Fotolateras)として知られるローラ・バルシアとマリネラ・フォルカデルは、ブリキ缶で作ったカメラで写真を撮るプロジェクト「Canned Cities」で17年間世界を旅してきた。即席の暗室、感光紙、長時間露光を必要とする、レンズもファインダーもない職人技であるピンホール写真を実践している。
彼らは東京からニューヨークまで80以上の都市を撮影し、「都市の本質」を探し求めてきた。 「都市の本質そして、絹のような水やラッシュアワーの人通りのない道といったユニークな効果を求めてきた。彼らは、デジタル写真の速いペースに対抗するものとして、このゆっくりとした、反射的なテクニックを提唱している。
ローラとマリネラはスペイン全土でワークショップを開催するほか、「冷静さ、忍耐強さ、情熱をもって創作する」という写真芸術の原点に立ち返り、イメージ料理の経験を披露している。