アーダグ・メタル・パッケージング社は、飲料缶の出荷が6%以上増加し、調整後EBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)が16%改善して1億5,500万ドルになったことを主因に、2025年を予想以上の好業績でスタートした。こうした好調な業績を受けて、同社は通期のガイダンスを上方修正した。
同社のオリバー・グラハム最高経営責任者(CEO)は、不透明な経済環境にもかかわらず事業が好調であることを強調した。この好業績は、持続可能なパッケージングに対する嗜好の高まりと、戦略的市場における事業の好調によるものだという。
北米は、ノンアルコール飲料の旺盛な需要とエナジードリンク部門の回復に牽引され、出荷量が8%増となり、主な成長ドライバーとなった。一方、ブラジルは好調で、地域平均を上回る4%の数量増となった。
一方、欧州は出荷台数が5%増加し、コスト回収の改善と営業効率の向上に支えられ、調整後EBITDA(4,900万米ドル)が14%増加した。