日本では、路上で商品を売る自動販売機がとても好きだ。ここ10年で、彼らは食品にも目を向けた。
ラーメンはこの自動販売機の中にあったが、小麦の代わりにこんにゃくを使った “麺 “を使っているため、これまでのところ、缶詰のラーメンが本物とまったく同じだったことはない。
こんにゃくが使われる主な理由は、この根菜に含まれるデンプンが、賞味期限中、作りたての麺のようなコシを長持ちさせるからだ。しかし、味や食感はラーメン店で食べる麺とは異なるため、真のラーメンファンには物足りないものとなっている。
日本の製麺メーカー、丸山製麺が小麦麺入りの缶入りラーメンの販売を開始した。この新商品は、小麦麺が入っているだけでなく、醤油スープとネギ、メンマ、チャーシューなどの具材も入っており、ラーメン愛好家にとっては全く画期的な商品だ。この新開発の小麦麺は、長時間スープに浸かっていてもコシを保つ。
500円(3.25米ドル)と、通常自動販売機で見かける商品の中では最も高価な部類に入るが、ユニークな製法を背景に、他では味わえない缶詰ラーメン体験を約束する。
1958年創業の丸山製麺は、食品関連企業向けに麺を製造してきた数十年の経験を持ち、現在後継者不足で困難に直面している麺業界を活性化させる方法を常に模索している。
同社はこの新しい缶詰ラーメンにすでに多くの関心を寄せているが、今のところ、このラーメンを食べるには旅に出なければならない。宮城県内の150カ所と茨城県水戸市の100カ所の自動販売機で販売された後、他の場所にも配給される予定だからだ。
箸は付いていないので、缶から出してそのまま食べることもできるし、家に帰ってから器に盛ることもできる。