フランスの健康警告 ボルドーのワインバー「チン・チン・チン」でボツリヌス中毒が発生し、1人が死亡、8人が手当てを受けた。 初期の調査によると、発生源は施設内で調理されたイワシの家庭用缶詰にあるという。 被害に遭った客のうち数人は観光客で、うち1人はスペイン人だった。


フランス当局は、フランスのボルドーで32歳の女性が汚染された製品の摂取により死亡したことを確認した。 さらに、同地域の大学病院の集中治療室(ICU)に8人が入院している。 ベンジャミン・クルーゾー医師によれば、バルセロナの病院でも1人の患者が治療を受けている。


「ボツリヌス中毒は、潜伏期間が数時間から数日の重篤な病気である(5~10%の症例で致死的)。症状としては、消化器障害(腹痛、吐き気、嘔吐、下痢)、眼障害(目のかすみ、複視)、嚥下障害や言語障害を伴う口の渇き、神経症状などがある」。フランスの公衆衛生局は声明の中でこう述べている。


ボツリヌス中毒は、クロストリジウム菌が生成する毒素によって引き起こされることが知られており、加熱処理(毒素は85度で破壊される)されていない食品や、缶詰として加工された食品が汚染される可能性がある。


ボルドー当局によれば、まだ事態は完全に収束したわけではなく、さらなる感染者が出る可能性も否定できない。
この夏、ヨーロッパでは2つのボツリヌス中毒が発生し、合計12人が罹患した。 最初のものはスペイン発祥で、スーパーマーケットで購入するパッケージ入りのトルティーヤチップスの消費に関連している。 イタリア人とノルウェー人がこの症状に苦しんでいる。 この感染症による死者は出ていないが、6人の患者が入院し、全員が治療のために集中治療室に入院している。