ボール社の第3四半期決算は、一部地域での販売量減少により売上高はアナリストの予想を下回ったものの、予想を上回った。ボール社の株価は、発表後の市場前取引では横ばいだった。
アルミ包装メーカーの調整後1株当たり利益は0.91ドルで、コンセンサス予想の0.86ドルを上回った。売上高は30.8億ドルで、予想の31.3億ドルを下回った。
ボールの北中米飲料パッケージング部門の売上高は、前年同期比5.5%減の14億6,000万ドルで、数量は3.1%減少した。同社は、消費者に対する継続的な経済圧力が需要に影響していると指摘している。
欧州、中東、アフリカでは、飲料用パッケージの売上高は5.3%増の9億5,000万ドル、数量は6.7%増であった。ボールは、特定の国における包装に関する法規制がアルミ缶へのシフトを促していると指摘した。
南米における飲料用パッケージの売上は、アルゼンチンの厳しい経済状況とブラジルの供給制約により数量が10%減少し、1%減の4億8400万ドルとなった。
「当社の事業は順調に推移しており、既存事業の利益成長率という当社の目標を達成、もしくは上回る見込みです」とハワード・ユーCFOは述べた。また、ボールは2024年までに既存EPS成長率を一桁台半ばの高水準で達成する態勢を維持していると付け加えた。
ダニエル・フィッシャー最高経営責任者(CEO)は、「アルミニウム・パッケージングを進歩させ、一貫して高品質の結果、製品、業績を提供するために、目的とペースをもって事業戦略を実行する」ことに注力していると述べた。
ボールは自社株買いと配当を通じて、2024年までに16億ドル以上の株主還元を見込んでいる。同社は、2025年以降に年率10%を超える比較可能なEPSの成長を達成することを目指している。