ボール・コーポレーション・グループは、アルミボトルとエアロゾルの製造を専門とするカタロニア企業のアルカンを買収した。多国籍企業の関係者によると、この事業は8,200万ユーロで閉鎖された。

ボール社は、これまで創業者のジョルディ・エスパダとエリセンダ・ミラビトレス、そして2016年から少数株を保有していたバルセロナのファンド、スマ・キャピタルが保有していたアルカンの株式を100%取得した。

エンリケ・トンバス氏、パブロ・デ・ミュラー氏とともに須磨キャピタルのパートナーであるデビッド・アロヨ氏は、「アルカンの成長に賭けた8年間の経営に満足しています」と語った。アロヨ氏は、スマ・キャピタルがアルカンに資本参加して以来、アルカンはベルギーでの工場開設を含め、国際的な事業拡大に3500万ドルを投資してきたと断言する。

現在の年間売上高は約6,000万ユーロ、従業員数は約90名。 40年以上にわたり、食品、飲料、製薬、化粧品会社向けに販売するモノブロック・アルミ容器の国内外市場で地位を確立している。  

ボール社は、年間売上高120億ユーロ以上、従業員数16,000人の巨大企業である。

ボール社のジェイ・ビリングス社長は声明の中で、「アルカンの統合は、より大きな柔軟性と革新性を提供し、消費者が新製品をより早く、より持続的に市場に投入できるよう支援する能力を提供する」と述べた。