ペプシコの純利益は20億4,200万ドルで、前年同期の19億3,200万ドルから5.69%増加した。 この数字は、2024年第1四半期の予想を上回るものだ。

これは、2023年3月までの1株当たり利益(EPS)が1.40ドルであるのに対し、1.48ドルになることを意味する。 また、調整後EPSはコンセンサス予想の1.52ドルを上回る1.61ドルになると予想されている。

業績が予想を上回ったことに加え、収益面でも好調だ。 今期は182億5,000万ドルを計上し、前年同期(178億4,600万ドル)に比べ2.3%の増収となった。 この数字はアナリストの予想も上回った。

しかし、ゲータレードやフリトスなどのブランド・ポートフォリオの値上げにより、販売量は減少を続けている。

事業部門の業績によると、フリトレー北米の売上高は前四半期の55億8,300万ドルから56億7,600万ドルに増加した。 一方、クエーカー・フード北米の売上高は5億9,300万米ドルに減少した。 ラテン・アメリカでは、売上高は前年同期の17億7,700万ドルに対し、第1四半期は20億6,700万ドルと大幅に増加した。

欧州大陸では、19億3,600万米ドルと、より緩やかな増加を記録した。 この上昇傾向はアフリカ、中東、アジア太平洋地域でも見られる。

年初来3ヶ月間、ペプシコの各事業は、特に国際事業において力強い業績と機敏性を維持した。 販売台数、純収入の伸び、営業利益率、EPS(1株当たり利益)など、いくつかの重要な指標を前年同期比で改善することができた。 ペプシコ社長兼CEOのラモン・ラグアルタ氏は、北米における一部製品の回収や、昨年の成長率との比較は困難であったものの、当四半期におけるこれらの好業績を強調した。

ペプシコCEOは、「今後も、市場での存在感を高め、消費者に利便性と価値を提供するおいしい製品を提供することに重点を置いていく」と述べた。

ペプシコは2024年の予測を確認し、少なくとも既存事業売上高は4%増、インフレ調整後の1株当たり利益は8%増と予測している。 この予想は前回の発表から変更はない。