プラチナ・エクイティがトリヴィウムを35億ドル以上で買収する可能性があると、ブルームバーグが先日発表した。
ロサンゼルスを拠点とするこのプライベート・エクイティ・ファームは、他の入札者を出し抜き、現在の所有者であるオンタリオ・ティーチャーズ・ペンション・プラン・ボード(OTPP)およびアーダーグ・グループSAとの取引を数週間以内にまとめるべく動いている。
ライバルのSonoco Products Co.は、6月にヨーロッパの食品缶メーカーEviosysを約39億ドルで買収することで合意した後、このプロセスから撤退した。他のプライベート・エクイティ会社数社もトリヴィウムに関心を示していた。


しかし、当面は取引が成立する保証はない。 2021年、OTPPとアーダグはトリビウムの売却を検討したが、最終的には断念した。 しかし、今年初めに売却活動を再開したと、ブルームバーグが1月に報じた。


アーダーグ社、OTPP社、プラチナ・エクイティ社、ソノコ社のスポークスマンは、ブルームバーグの取材に対してコメントを避けた。



オランダに本拠を置くトリヴィウムは、食品、美容、ホームケアなどの業界向けに金属パッケージを製造しており、ツナ缶、ヘアスプレーボトル、塗料、消毒スプレーなどのアイテムを生産している。 同社は年間約31億ドルの売上高を上げ、世界60カ所に約7500人の従業員を擁して事業を展開している。OTPPが支援するExal Corp.とArdaghの食品・特殊包装部門の合併により2019年に設立された。