フォンテラは、ハミルトン(カナダ・オンタリオ州)の包装・缶詰工場を7月末で閉鎖する意向を発表した。

Canpacとして知られるこの施設は、粉ミルクのブレンドと包装を担当している。同施設の閉鎖は、特殊なタンパク質や医療用栄養剤など、より付加価値の高い製品に注力するという協同組合の戦略に沿ったものである。

フォンテラのオペレーション・ディレクターであるアンナ・パレアレ氏は、低い生産水準と複雑化するオペレーションにより、工場は厳しい経済状況に直面していると説明した。同社の戦略は、チェーン全体で価値を生み出し、農家組合員へのリターンを向上させることに重点を置いている。同組合は、乳製品原料や食品サービスなど、より大きな能力と競争優位性を持つ分野での事業統合に重点を置く。

同氏はまた、協議プロセスが進行中であり、移転の選択肢が検討されている間、フォンテラが労働者をサポートすることを確約した。

同工場は現在約120人を雇用しており、操業は2025年7月31日に正式に終了する予定だ。同施設の年間包装能力は最大4,000トンの粉体であり、これは同組合の総生産量の1%未満に相当する。