インゴット、プレート、コイル、シート、ディスクの生産に従事するカメルーンのアルミニウム会社VAlucam社は、2023年のフランスへの未加工アルミニウムの輸出が大幅に伸びたことを報告した。 輸出量は15,879トンに達し、2023年にフランスへ輸出されるアルミニウムは、カメルーンからフランスへ輸出される製品の第5位となった。

フランス共和国はカメルーンのアルミニウム輸出の主要輸出先となっている。 2023年、欧州諸国はこの国からの輸出の36%を受け取り、同国の輸出収入の約38.4%に貢献した。 2023年、カメルーンのアルミニウム輸出総量は43,916トンに達し、542億CFAを生み出した。

2024年8月19日、国家統計局(INS)はこのデータを裏付け、これらの輸出がカメルーンに208億CFAをもたらしたことを明らかにした。 INSのデータはまた、アルカムのフランスへの未加工アルミニウム輸出が2年間で2.5倍に増加したことを示している。 2021年の輸出量は6,307.3トンで、75億CFAの収入をもたらした。 2022年の輸出量は10,308.8トンに増加し、輸出収入は約124億CFAであった。

海外への供給に加え、アルカムは7万トンの生産量の相当量を地元企業に販売している。 例えば、2023年、アルカムは生産量の37.3%を現地で販売し、電線を製造する中国のエバーウェル・カメルーン社やアルミ形材を製造するフェニックス・アルミニウム・カメルーン社などの現地加工業者に原料アルミを供給した。

Alucam社の現地市場の見通しは、新規顧客であるProalu SAへのサービス開始により、2027年以降さらに改善する見込みである。 2024年8月13日、鉄鋼大手プロメタル・グループの子会社であるProalu SAは、カメルーン政府およびアルカムと、ドゥアラ・バッサにアルミニウム加工用の工業団地を建設する商業契約を締結した。 このプロジェクトは、前払い金とともに480億CFAの年間収入を保証するもので、アルカムの財務状況を改善するものである。