英国の検査・試験機器専門メーカーのセンコン社は、食品・飲料容器用金属キャップの品質管理を強化するため、クエーサーII製品ラインのエンドライトテスター(ELTP)のアップデートを発表しました。

クエーサーIIシステムの新世代における改良により、より正確な欠陥検出より高速な検査より信頼性の高い動作が可能になったと同社は報告しています。革新的な機能の一つとして、刷新されたHMIタッチスクリーンインターフェースがあり、不良品の診断、不良品のカウント、システム状態をリアルタイムで表示します。

新モデルには、従来版と比べて最大7倍のLEDを搭載した照明アレイが組み込まれており、均一な照明を確保し、微細な欠陥を隠す可能性のある暗部を排除します。これらの改良により、クエーサーIIは毎分5,000個までの速度で稼働が可能となり、高容量ラインの生産性を向上させます。

さらに、このシステムは検出ヘッドの振動を最小限に抑え次世代の光学系とセンサーを搭載し、より強力な内部プロセッサーを組み込むよう再設計されました。キャップ用バージョン(ELTP)は、実験室での試験でわずか1ミクロンの穴も検出できることが実証されています。

センコン社は、現在の製造業者に対して、クエーサーII技術へのアップグレードの適否を評価するための無料システム監査を提供しています。

これらの革新により、金属容器産業向け品質管理ソリューションの主要サプライヤーとしての同社の地位が強化されました。この産業では、製品の安全性と密閉性を確保するために、微細な欠陥の検出における精度が不可欠です。