ジブラルタル人の食卓で親しまれている典型的なコンビーフ缶が 、デレク・ドゥアルテの描いた絵に収められた。 この絵は、2024年に文化省が開催した「私たちのジブラルタル」コンテストで1,500ポンドの賞金を獲得した。 この絵には、ジブラルタル人が「ラニート」、すなわち「カルネ・コンビ」と呼ぶ商品名も描かれている。

この缶詰が普及したのは、イギリスの植民地ジブラルタルからコンビーフの缶詰を持ち込んだ労働者のおかげである。 それ以来、コンビーフはジブラルタルやその近郊の文化的な名物となっている。

最近、アンディ・ウォーホルのポップ・アートに影響を受けた大作「Always a part of us」が展覧会で発表された。 この作品では、水色の背景に写実的な缶が描かれているが、スペイン南部へのオマージュとして、名前が英語で、ニックネームがリャニートになっているという特殊性がある。

ヘレフォード発祥の「カルネ・コンビ」と呼ばれる典型的な肉料理は、その美味しさで非常に有名である。 この名物料理は、肉質の良さで知られるイングランド原産の牛、ヘレフォード牛の切り身から作られる。 この肉はグリルされ、様々な付け合せやソースと一緒に提供される。

ヘレフォード・ブランドは、南米、特にジブラルタル全域でその牛肉で知られている。 このブランドはフランス産で、アルゼンチンのガウチョの典型的なレシピを使ったブラジル産コンビーフを提供している。 これは、文化、国、大陸が混ざり合い、通過と文化的・言語的多様性に富んだカンポ・デ・ジブラルタルに至るまでを表している。