ドイツの充填・ボトリング機械メーカー、クロネス社は、第1四半期の好決算を発表し、収益性の高い成長路線を確認した。
1月から3月までの売上高は14億1,000万ユーロで、2024年同期の12億5,000万ユーロから前年同期比13.1%増となった。この数字には、昨年3月の買収によりグループに加わったNetstal Maschinen AG社の売上が含まれている。この統合を除いても、クロネスは7~9%の年間成長率予想を達成した。
受注高は前年同期比 3.2%減の14 億 4,000 万ユーロと若干減少したものの、受注高営業利益率は 1.02 と引き続き堅調であった。顧客基盤の地理的な多様性が、特定地域の減速のバランスを取るのに役立った。3月末時点の受注残高は43億2,000万ユーロに達し、2026年第2四半期まで確実な生産活動を保証している。
収益性の面でも、クロネスは顕著な改善を記録した。EBITDAは19.1%増の 1億4,930万ユーロで、マージンは年間目標に沿った10.6%だった。税引前利益(EBT)は 21.2%増の1億790万ユーロ、純利益は 15.3%増の7590万ユーロ、1株当たり2.40ユーロとなった。
クロネスは楽観的で、2025年の予測を再確認している:売上成長率は7%から9%、EBITDAマージンは10.2%から10.8%、ROCEは18%から20%の範囲。