キューリグ・ドクター・ペッパーのティム・コファーCEOは、2024年の業績が好調であることを自慢しており、2025年も同様に好調になると予想している。

コファーは、2024年の好調な業績は長期的なアプローチに沿ったものであり、KDPの次の成長段階への準備であるとしている。ソフトドリンクとコーヒーのブランドでは革新的なマーケティング活動で市場シェアを拡大し、特に機能性飲料市場で人気を博しているエナジードリンクブランドGHOSTの買収で戦略的拡大を図っている。

コファーは、「経営上の課題にもかかわらず、戦略的な推進力が2025年も良い結果を生むと確信している」と述べた。

2024年通期決算:

  • 売上高は3.6%増の154億ドル。恒常為替レートでは3.9%の成長であった。
  • GAAP基準の営業利益は、のれん代およびその他の無形資産の減損、GHOST関連の支払いにより、18.8%減少した。しかし、調整後営業利益は9%増の40億ドルとなった。
  • GAAP基準の純利益は33.9%減少したが、調整後の純利益は4.7%増加した。
  • 営業キャッシュフローは67%増の22億ドル、フリーキャッシュフローは82%増の17億ドルとなった。

2024年のセグメント業績:

  • 米国飲料:売上高は、好調な CSD 業績とエレクトロリットの貢献により、5.8%増の 93 億ドル。調整後営業利益は11.7%増。
  • USコーヒー:売上高は2.6%減の40億ドル。ただし、Kカップ®カプセルの出荷量は安定している。調整後営業利益は3.2%減少。
  • インターナショナル:売上高は6.8%増の21億ドル、調整後営業利益は13.5%増。

2024年第4四半期決算:

  • 売上高は 5.2%増の 41 億ドルとなった。為替変動調整後では6.2%の成長であった。
  • GAAP基準の営業利益は93.3%減少した。しかし、調整後営業利益は3.4%増加した。
  • GAAP基準の純利益は120.8%減少したが、調整後の純利益は3.2%増加した。

第4四半期のセグメント別業績:

  • 米国飲料:売上高は10.3%増の24億ドル。調整後営業利益は8.6%増。
  • USコーヒー:売上高は2.4%減の11億ドル。調整後営業利益は5.7%減。
  • インターナショナル:売上高は0.8%増の5億ドル。調整後営業利益は8.6%減少した。