包装メーカーのキャノパック・グループは、米国、ブラジル、インド、欧州などの主要市場における需要増に牽引され、2024年第3四半期に販売数量が堅調に伸び、収益性が向上したと発表した。

2024年7月から9月までの飲料缶の数量は前年同期比で14%増加し、年初来9ヶ月間の累計増加率は18%であった。この伸びは四半期ベースで14%、通年では13%の売上高増に貢献した。

調整後 EBITDA も大幅に増加し、当四半期は 1 億 6,000 万米ドルと前年同期比 34%増、累計では 4 億 6,900 万米ドルと前年同期比 46%増となった。この改善は、販売量の増加、米国での事業効率化、エネルギーコストの低下によるものである。

一方、資本支出は、主に米国でのより緊縮的な計画により、当四半期に5,300万ドルから3,800万ドルへ、また年初来9ヵ月間に2億4,100万ドルから9,700万ドルへと大幅に削減された。

当四半期のフリー・キャッシュ・フローは1億5,100万ドルに増加したが、通期では売掛金の増加とファクタリング・サービスの利用減少の影響を受け、1,100万ドルの流出となった。