アクゾノーベルは、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域の金属包装業界で使用されるビスフェノール・フリーのコーティング剤を製造するため、スペインのビラフランカ・デル・ペネデスに新しい生産施設を建設する投資を決定した。
2025年半ばまでに稼動する予定のこの建設は、約40人の新規雇用を創出し、利用可能な最良の持続可能性基準に従って計画されている。
同社の工業用コーティング事業の責任者であるジム・カバナーによれば、この新工場は、包装業界の高まる需要に応えるために大いに役立つという。
同社はこのほど、アクセルスタイルと呼ばれる2つの新製品を含む、高度なコーティング技術の発売を発表した。 今回の発表は、変化する未来に適応するために必要なサポートを顧客に提供するという同社のコミットメントを示すものである。
「我々が開発した新技術は、現在のエポキシ代替品と比較してカーボンフットプリントを約30%削減することができ、ビスフェノールを含まない金属包装が循環型であるだけでなく、持続可能な包装に対する消費者の期待に応えるものであることを強調している。と彼は付け加えた。
これらの製品の特徴は、ビスフェノール、スチレン、PFAS(パーフルオロアルキルおよびポリフルオロアルキル物質)を含まないことである。 これは、2023年5月に発売されたアクセルシールド700から進化したもので、飲料缶の蓋に使用される初のBPA-NI(非意図的ビスフェノールA)フリーのインナーライナーであるため、米国食品医薬品局(FDA)とEUが定める規制に準拠している。