アクゾノーベルは、太陽光発電施設の開発と運営を専門とする北欧の企業Alightと電力購入契約(PPA)を締結した。この契約は、スウェーデンのウプサラ市に15MWpのソーラーパークを建設するものである。

Alight社はこの発電所の資金調達、建設、運営、維持管理を担当し、AkzoNobel社は発電された再生可能エネルギーの一部を安定した競争価格で購入する。このエネルギーは、クリスティネハムの接着剤工場とヨーテボリの保護塗料工場に供給される。

AzkoNobelはすでにヨーロッパの全工場で100%再生可能エネルギーを使用しており、このプロジェクトはスウェーデンにおけるクリーンで信頼性の高い供給を強化するとともに、国の送電網に新たなグリーン電力を供給するものである。

この太陽光発電所は2027年に稼動予定で、年間16GWhの出力が見込まれ、これは約3,200世帯分の電力に相当する。この取り組みは、2030年までに二酸化炭素排出量を半減させるというアクゾノーベルのコミットメントを強化するもので、電力網の脱炭素化を目指すAlight社の目標とも合致する。同社はまた、別の供給区域にあるマルメの工場でも同様のエネルギー・ソリューションを検討しており、ドイツでもさらなる契約を計画している。