米国環境サービス分野の大手企業であるリパブリック・サービシズ社は、ミズーリ州ブリッジトンにセントルイス都市圏を対象とした最新鋭のリサイクルセンターを建設することを発表した。この施設は2027年半ばにオープンする予定である。

面積9,700m²を超えるこの工場は、1時間あたり最大45トン(ローリー9台分)のリサイクル可能な廃棄物を処理する能力を持ち、約300万人にサービスを提供する予定だ。この工場は、紙、段ボール、プラスチック包装、アルミ缶、スチール缶、ガラスなどの材料を処理できるシングルストリームの施設となる。

このセンターには、人工知能、光学ソーター、スクリーニング・システムなどの最新技術が導入され、リサイクル可能な素材を高い精度とスピードで識別・分離し、汚染を減らしてプロセスの効率を高めることができる。

この投資は、循環経済、持続可能性、地域開発に対するリパブリック・サービシズのコミットメントに沿ったものである。リサイクル率の向上に加え、建設期間中は200人、センター稼働後は60人の常用雇用が創出される見込みだ。

同社は現在、セントルイス地域で約1,000人を雇用し、同地域で12の施設を運営している。また、ボランティア・プログラムや寄付を通じて地元の団体を積極的に支援している。過去7年間で、同社の取り組みはセントルイスの36万人以上、ミズーリ州全体で65万人以上に恩恵をもたらした。

リパブリック・サービシズは全米で75のリサイクルセンターを運営し、年間約500万トンのリサイクル原料を処理している。同社のサービス・ポートフォリオには、固形廃棄物、特殊廃棄物、有害廃棄物管理も含まれる。